老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

井戸水の樽に浮いたるトマトかな

子どもの頃、学校から帰ってトマトを食べるのが楽しみでした。
祖母が、井戸水を汲んだ樽の中に浸けてくれていました。樽の中で、こっつんこしあってるトマトが浮いていて、それを一つ摑むと台所に行って塩を手に、かぶりついていました。
井戸水でよく冷えて美味しかった、あのトマトの味を祖母と共に、ときどき思い出します。
そのクセがついてしまってるのか、切って皿に盛ったトマトは家でもあまり箸が進まなくなりました。



スライスは不味いトマトは齧るもの


がぶがぶと齧るトマトの美味さかな

蜜豆を一つづつ食む齢かな

今日、NTTドコモを語るアヤシイ電話がありました。
さっそくグーグルで検索してみたら、詐欺の電話ということでした。
録音で「1を押してください」と、1を押すと警察官を名乗る人物が出て来て誘導するそうです。僕の今日の場合は、1を押したら切れてしまいました。
電話でまで、あの手この手で詐欺をはたらく輩がいるのですね。メールは毎日来ます。
東京じゃないのに「東京ガス」から未納の請求書が来てたり。利用していない銀行から来てたり。
 蜜豆や詐欺の手口を嚙み砕く



蜜豆やてんでばらばらしゃべり合ふ


蜜豆や話はずめどまとまらず


可笑しくって楽しくって蜜豆食ぶ