バス停に 忘れられた ぼうやのシューズ 片いっぽう はぐれたきょうだい 呼んでいる お家に しましょうと 風が入って 遊んでる 桜の花びら はこんで 片っぽじゃ さびしいよ ぼうやのシューズ 呼んでいる 双子のきょうだい 呼んでいる 風といっしょに 呼んでいる
2021年3月のブログ記事
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人は 歳をとるほどに 海の音が 懐かしくなって行くのでしょうか それは 人になる はるか昔からの 受け継がれて来た 記憶でしょうか それはどこか 巻き貝にも似た 記憶の形 耳を澄ませば 耳の中から 静かに聞こえ来る 潮騒の音
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コーヒーに 初恋かをる 春の朝
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のこさずたべると ちゃわんが いいかお
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藪椿の下で ひとときを過ごす ふるさと想ったり 遠い日の 恋を想ったり これから先のこと想ったり これから出逢う恋は まだ あるかしらと 藪椿を仰ぎながら めくるめく 想いを馳せる
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あらっ まあ あんなところにも たんぽぽ おやっ まあ こんなところにも たんぽぽ あはっ ふふ うちのげんかんにも たんぽぽ どこにさいていても あかるい たんぽぽ
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なぜだかわからない 学校から帰って カバンをおいたら ひとり 足が向くのは おばあちゃんのお店 話をしたくてたまらない おばあちゃんのお店 ラムネ ポン菓子 スルメイカ 学校で一日 今日も何にも 話をしなかった だから 足が向くのは おばあちゃんのお店 とおい耳できいてくれる おばあちゃんのお店... 続きをみる
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れんぎょうに かくれんぼの子 すぐ見っけ
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三葉つつじ ちょんと蕾みの 茶の帽子
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おてんばが デージーみんな 抜いちゃった
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風の日に 別れるなんて 雪柳
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虫たちの マイクにょきにょき つくしんぼ
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ランランラン 風も染まるよ 黄水仙
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パッと ひらいて チューリッパ ピッと つったち チューリッピ ペロッと たおれて チューリッペ ポワッと ちって チューリッポ ぷ ぷぷ ぷぷぷぷぷ おかしいな おかしいな やっぱり やっぱり チューリップ パッと ひらいて チューリップ
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愛らしや おはじきのごと さらさぼけ
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おとうさんが テレビと とるように おすもう みています よしよし よしよし つっぱれ うっちゃれ まわしとれ おせおせ おせおせ おっと うわてなげ~ おそとでは はると ふゆとが おすもう とってます かてかて はるはる まけるな たんぽぽ いぬふぐり はるはる さけさけ ぱっと はるのかち~
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ポストに コトンと便りの 春の音
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スミレ一本 失くした 胸の 鍵よ
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ほうれん草が踊った 水と踊った ほうれん草が踊った お湯の中で踊った ほうれん草が踊った フライパンで踊った ほうれん草が踊った 玉子と踊った ほうれん草が踊った ほうれん草が踊った 口の中で踊った バターの香りと舌で踊った もぐもぐ踊った シャキシャキ踊った ゴリゴリ踊った ほうれん草が踊った
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キッチンに咲きゐて楽しや菜の花
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クロッカス何かがわくわく湧きくる
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コーラスの密は避けたし白木蓮
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たんぽぽの明るさぽんぽんぽんぽん
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灰色の空に辛夷の明るさよ
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かかりゆく催眠術や春眠し
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スーパーの売り場で嗅ぎしヒヤシンス