老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

春待つや老いのおかしな夢ばかり


  待春や焼きおにぎりの不揃ひよ


 風邪に似た症状がずっと続いていたのがようやく治まって来た。咳がまだ少し残ってるけど、眠くてたまらないのは治って来たようだ。眠くて眠くてたまらなかったのはそれだけ体力がなくなっていたのかもしれない。食欲も少し落ちて痩せたかな?
大好きなコーヒーをあまり飲みたくないのは、まだ完全に戻ってないのかも知床旅情。ぅわあたぁしいほほぅ泣かあすーなああ白いカモメよっほおおうおお~


 オツムも変になっていたのか、まだ変になっているままなのか、おかしな夢をまだ見る。
パン人間を見た。どこか路面電車の走ってるような広い石畳を歩いていると、目の前に山高帽子のおじさんが歩いていて、その後ろ姿の縦に半分が長いロールパンなのだ。パンと同化した感じだ。歩く動作は横揺れのゆっくりとした歩きなので僕の足でも追い越せた。どんな人だろうと振り返って見た。
顔は立派な髭を生やしてる他ぼやけているのはクリームが溶けているせいかもわからない。割れてる真ん中に、縦に波うったカスタードクリームをはさんで歩いていた。


もう一つ。
どこか外国でバスに乗っていた。窓の外から歌声が聴こえていた。「オーシャンデリーゼ」と盛んに歌っている。名前は思い出せないけど若い頃に流行ってた曲だ。
前の座席の女性がその歌に合わせるように首を横に振っていた。
そのヘヤースタイルが奇抜だった。
頭の前の部分に、チョコレートマフィというのか、紙に包まれた丸いお菓子が2つ載っていて、すぐ後ろにも2つくっついた感じで玉ねぎが載っていた。玉ねぎは剥かれていて、上と下の部分は切ってある。剥いた白い玉ねぎであるが、それが頭を振ってリズムをとる度に、玉ねぎの輪がばらけていた。「オーシャンゼリゼ」と一緒に歌ってたようだ。