老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

2021年10月のブログ記事

  • ケイトウの花からきいた話

    ケイトウの お花が ぼくに 話してくれたの むかしむかし ぼくたちは 火星で いっぱい 咲いていたんだよ って ほんとかな ほんとかな ケイトウの お話 だけど なんだか ケイトウに 赤いうずまき 見えてきちゃった ケイトウの お花が ぼくに 教えてくれたの はるかなむかし 火星はね 地球に そっ... 続きをみる

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  • ネギのねっこ

    ネギのねっこ おかあさんと うえたよ うえきばちに うえたよ おりょうりにつかって のこった ネギだよ ネギのねっこ ネギのねっこ ネギのねっこ だいどころの まどべに うえきばちを おいたよ おひさまにあてて おみずを あげたよ ネギのねっこ ネギのねっこ ネギのねっこ あるあさの ことだよ お... 続きをみる

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  • ゆどうふ

    ゆうゆう ゆどうふ ゆげあげて ゆかい ゆのなか ゆめみてる ゆっくり すくって くずさぬように ゆあがりきぶん あ のぼせてる ゆらゆら ゆどうふ ゆげあげて ゆらり ゆのなか ゆりかご ゆったり しすぎて くだけてどこか ゆくえしれず あ はくさいのした

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  • お天気ですか?

    お天気ですか? お天気雨じゃないですか くもってはいませんか どしゃぶりじゃないですか こころは晴れていますか ぼくは からのペットボトルに ポンと 夜中に おどろかされています 生きていますか? おなかすかしてないですか おはなししていますか ひとりぼっちじゃないですか スポーツしていますか 君... 続きをみる

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  • てつくずとチョウチョ

    おはな ひとつ  さいていないのに あかく さびた てつくずの やまに きいろい チョウチョが そっと とまったよ おはな ひとつも さいていないのに てつくずと チョウチョ くさも なにも はえていないけど あかく さびた てつくず たちが きいろい チョウチョを みんなで よんだのね どんな ... 続きをみる

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  • 飲み口のついたサンダル

    インターネットで見た 外国の男の子 くつのかわりに ペットボトルを はいていた ぺたんこにして はいていた どこの国だろう ひびわれたはだしの子 ひもをつけて ペットボトルを はいていた サンダルにして はいていた

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  • らっきよ きょとん

    らっきょ きょきょきょ おはしで なかなか つかめない おさらから  つるっと にげた こらこら らっきょ きょろきょろ らっきょ まてまて らっきょ おもわず おちゃわんを トン らっきょ きょきょきょ きょとん  らっきょ きょきょきょ おはしで うまく つかめない つかんだら  つるっと に... 続きをみる

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  • 勇気の靴

    あしたへ いっぽ すすみたいから こころの きずを なおすんだ ゆうきの くつを じぶんで はいて ゆうきの くつは じぶんでしか はけない あした あしたへと ゆうきの くつで からだの きずは なおらなくても  こころの きずは なおすんだ ゆうきの くつを じぶんで はいて ともだちの こえ... 続きをみる

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  • てんとう虫さん

    お花から  指をつたって 歩いてくるよ ととととてん 小さな まるい はねに お日さま のせて 赤が まぶしい てんとう虫さん あれあれ ころり ころんじゃった お空へと 指を向けたら のぼってゆくよ てんとととと 指の 先で ちょっと お日さま 向いて じっと していた てんとう虫さん それから... 続きをみる

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  • せっけんツルン

    せっけん ツルン ツルン ツルン ツルン おなかを すべって にげちゃった アワたて あわてて アワアワ アワアワ にげちゃった せっけん ツルン バイ バイ バイ タイルを すべって にげちゃった とけちゃ いやだと ツルツル ツルツル にげちゃった

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  • ジャガイモの花

    だれが吹くのか どこから流れて来るのだろう ケーナの音に さそわれて 風にゆれてる うす紫の ジャガイモの花 ぼんやり見上げる 夕焼け空に 群れなして行くよ チチカカ湖に舞う フラミンゴ インカの昔 思い出せ 風にゆれてる うす紫の ジャガイモの花 ぼんやり見上げる 夕焼け空に 染まらない雲は か... 続きをみる

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  • 秋風公園レストラン

    だれもいない公園の  ベンチを見つけ すわろうかなと 思ったとき ハトがペコペコ 近づいて よくクックルクー いらっしゃっいクックルクー 白い風のウエイターが クルクルリ 落葉のメニューを ひらりと置きました 大きな プラタナスのメニューには 虫くい文字で ひとつだけ 「こはくの光のジュース」でし... 続きをみる

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  • セイタカアワダチソウ(一行詩)

    のっぽで黄色い笑顔の気のいいやつ 自由て何だい背高泡立ち草

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  • じゃがいもじゃがじゃが

    スマートなぼくじゃが じゃがいもじゃが じゃが でっかいおれがじゃ じゃがいもじゃが じゃがじゃが まあるいわしがじゃ じゃがいもじゃが じゃがじゃがじゃが いろぐろせっしゃが じゃがいもじゃが そんなのいやじゃが いろじろうちが じゃがいもじゃが そうじゃろうがじゃ おくめのわいがじゃ じゃがい... 続きをみる

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  • 今朝もボーっと。

    睡眠障害になってから、いつも頭がスッキリしなくなった。 ぐっすり5時間眠れるのは稀で、3、4時間で目が覚めてしまう。 それからは寝つきがわるいので一旦、起き出す。 起き出すのだが、頭の働きがわるいからコーヒーか紅茶を淹れる。 そして頭を動かすために、ゲームをする。 と言っても単純なオセロゲームだ。... 続きをみる

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  • きゅうばんボーイ

    ぼくが お部屋で ひとり 勉強を していたら 急に せなかで コトンと音がした ふり向くと かべに付けた 人形だった おー きゅうばんボーイ 大きな くちびる まっ赤な くちびる さびしそうだね ぼくは きれいに ふいて ぴったり つけなおした なのに すぐまた コトンと落ちちゃった 付けなおし ... 続きをみる

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  • これも秋なんだなァ

     サイフォンの青き炎や秋ともし  竜胆が弱きこころに突き刺さる 「これも秋なんだなァ」 朝の  コーヒーのかおりが 今日は切ない これも 秋なんだなァ 小鳥の 明るい声が切ない 切ないのに聴いている これも 秋なんだなァ 過ぎ行く電車に 故郷を想ってしまう これも 秋なんだなァ 白い雲 目で追って... 続きをみる

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  • カマキリのチェリスト

    落ち葉をだいて カマキリは チェロをひく 夢をみました 長いうでを 曲げたりのばしては ギビルビギー ビギルビギー なんてすてきな ギビルビギー ビギルビギー なりやまない はくしゅ コンサートホールは 大入りまんいんです 夢からさめても カマキリは 上手にひける 気がしました だけど音が なんだ... 続きをみる

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  • ススキの中を走る

    ほっさほっさ ほうほう 風が吹いて いちどに なびく  コーンニチハ ぼくもあいさつ はねはね やあやあ いちめん銀色 ススキの中を のんきに歌って 歩いて行った 泳ぐまねなど しながら 歩いて行った ふっさふっさ ぽやぽや 風が止んで いちどに 鳴いた  コーンニチハ ぼくはぶるぶる ガクガク ... 続きをみる

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  • ひとりぐらしのおじいちゃん

    ふと ひとりで くらしてる おじいちゃんの ことが きになって ねむれない しんきんこうそく だいじょうぶかな むねが どきどき してないかな おかあさんに きこうかな でんわしてみようかな でももうねてるかも しれないから あしたのあさ かけよう あさ おきたら でんわして おじいちゃんの うち... 続きをみる

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  • 前向きに生きて行く子ちゃん

    こうつうじこで 思うようには 歩くことが できなくなったけど わたし生きて行ける お花も小鳥も みんな 待っててくれる ちっともせかさず 歌って 待っててくれる 指も体も 思うようには 動かすことが できなくなったけど わたし生きてて楽しい お空も雲も 風も 見ていてくれる 通りすぎながら ゆっく... 続きをみる

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  • コスモスさん

    朝のひかりに すけて コスモスが わらってる クスクス クスクス なにがそんなに おかしいの もしもし もしもし クスクス クスクス もしもし もしもし クスクスさん あれれ? 風にゆらゆら ゆれて コスモスが わらってる クスクス クスクス なにがそんなに うれしいの もしもし もしもし クスク... 続きをみる

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  • ~回想~京都での生活④

    田舎でも東京に居た時も、僕は天丼を知らなかった。 食堂でサンプルを見てはいたと思うけど、他の物に目が行っていたのだろう。 それが、天丼に目が行くようになって初めて食べたのが京都の食堂だった。 入り口付近にあるサンプルの天丼。その位置は上の段にあった。高級クラスの段だ。 大きなサイズに大きな魅惑のシ... 続きをみる

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  • 帰ってきたノラねこ

    ある日 ふらりと 帰ってきた ノラねこ なんじゅうにちぶりだろう どこに行ってたの どこでねてたの ぼくがこんなに かんげきしてるのに ぼくの足に あたまこすりつけ シッポまきつけて あまえてなくばかり そっか おなかすかしているんだね げんかんを開けると またをくぐりぬけ ぼくより先に かけあが... 続きをみる

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  • キツネの便り

    キツネがハガキを 書きました 町の動物園に行った タヌキに いっしょうけんめい 白いクレヨンで 書きました せのびしてポストに 入れました 郵便屋さんは こまり顔 それはプラタナスの葉っぱに 切手の 代わりに野菊が 一つはりつけて ありました それでも届けて あげました やさしい郵便屋さんの 手か... 続きをみる

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  • トカゲのおでかけ

    あつい まひるーん たいよう てりつけるーん つつじの はのかげ くるくり くるりん トカゲの おばさん おでかけ するりん しっぽ ふりふり ハンドバッグさげて ぺろん ぺろろん ちょっと くちびる なめるーん あつい ひざしーん たいよう じりじりりーん まっくろ いわかげ ぐるぐり ぎらりん... 続きをみる

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  • ぽんせんか

    赤いお花が ちったあとに ふくらんだ ふくらんだ ちいさなタヌキの おなかだよ トンボ チョウチョ よっといで ちょんとつまめ ちょんとつつけ ぽんせんか ぽんせんか ほうせんか らいねんまた さいてくれませんか 白いお花が ちったあとに ふくらんだ ふくらんだ まあるい緑の 花火玉 バッタ カマ... 続きをみる

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  • ミミズのお医者さん

    ミミズの おいしゃさん ちきゅうを しんさつしているの ニョーローリ ニョレ ニョレ からだじゅうを ちょうしんきにして ミミズの おいしゃさん きょうも おうしんいそがしい ニョーローリ ニョレ ニョレ からだいっぱい くさのみつけて うーん ミミズも したたる いい ちきゅう

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  • おねしょ

      おさかな つれて うみのおうさまに なっていたの だけど そこは ふとんのうえだったの ふしぎだね おかあさん おねしょが わらってるよ おおきな うみの あかちゃんみたい くじらと およぎ こどものくじらに なっていたの たかく とおく しおふいてあそんだの きこえるでしょ おかあさん おね... 続きをみる

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  • まねきねこ

    おふろやさんに いったら ばんだいに ねこが すまして すわっていた ニャーニャーン おこしやすと ないた ぼくも にゅうよくけんを ニャーンと おいた かえるときに みたら おばあさんの ひざに まるく だかれていた ニャーニャーン おおきにと ないた ぼくは てまねきをして サヨニャラを した

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  • 一行詩 たんぽぽ

       たんぽぽの夢はいくつ 絮の数    たんぽぽはどこだってここがふるさと    野辺に咲くは平和の証し たんぽぽ   踏まれてもまた咲くたんぽぽの根っこ   たんぽぽに やあとあいさつして通る   たんぽぽよまた同じ場所で出会えたね    傍に咲き 石と語る たんぽぽ   たんぽぽに励まされ ... 続きをみる

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