老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

2022年5月のブログ記事

  • オムレツの返しトントン夏の朝

     ひっそりと神社の裏に忍冬  喉渇き散歩の途中すひかづら  偲ぶや金さん銀さん金銀花  風薫るオムレツ挟むロールパン  朝食の壊れオムレツ夏の風 今朝、体調がすぐれなかったけど、栄養を摂らねばと思い、ひき肉があったので玉ねぎを刻んでオムレツを作ることにしました。でも、上手に出来ずに気持ちのいいくら... 続きをみる

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  • 花は実に歩けるうちは一歩でも

     大木を支へる根っこ花は葉に  吹き抜ける風の心地よ花は葉に  園児へとタイムスリップ花は葉に  実桜の空へ向かってVサイン  学び舎に弾む声して桜の実  ピンとパッと広げるあした桜の実  花は実に転んで拾ふもののあり  トーストにチーズとス入り胡瓜のせ  ウインナーとチーズと胡瓜載せしパン  胡... 続きをみる

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  • 泣いた子の拾ってゐたる柿の花

     糸通す幼き日々や柿の花  来て見れば葉陰に残る柿の花  小さき実に遅れて一つ柿の花  トタン屋根転がる音や柿の花  コロコロと幼き日々や柿の花  柿の花錆びて遠のく故郷かな  夏あざみ淡き紫わが恋よ  色合ひの野に引き立ちて夏薊  子の髪のさらさらとして夏あざみ もっときれいな色でしたが、安物の... 続きをみる

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  • 空洗え擦れ真っ赤なブラシの木

     汚れゆく地球を洗えブラシの木  玩具の消防車になれブラシの木  恋文の散りゆくやうに竹の秋  ラベンダーそよげば騒ぐ恋の胸 願望♪😁妄想♪😂 つい、詠んでしまう恋の句。 空想、妄想して詠むのも俳句の楽しさデス♪ 昨日は少し無理して歩き過ぎたので今日はのんびりします。 気温の高かったわりにはあ... 続きをみる

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  • 花あやめ恋はいつでも片想ひ

     花あやめゴム雨靴の跡の畑  近寄れば畑の隅に咲くあやめ  淡きまま恋の終りし花あやめ な~に言ってんだかククク句デス😂 この花、たぶん、あやめだと思うのですけど、違ってたらごめにゃんこ😹  トーストの刻みゴーヤとチーズ載せ ゴーヤを、ふと思いついてトッピングしてみました♪ 俳句も閃き。料理も... 続きをみる

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  • 朝は先ずバナナとミルクで始まる

     朝食にバナナ一本つけるかな  牛乳を飲みつつバナナの朝かな  熟成の印やバナナの斑点  ひとつ食べふたつめをモンキーバナナ  あてなくてバナナチップスぱりぱりと  バナナ売り寅さん偲ぶ啖呵売  転ぶのか漫画のごとバナナの皮  食べたくて孫に託けチョコバナナ 「ゲゲゲの女房」で、まだ売れない頃、水... 続きをみる

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  • 麦の秋

     陽の波の渇きし音や麦の秋  煙吐き蒸気機関車麦の秋  懐かしく訪ふ耳成や麦の秋  細めたる黒猫の目や麦の秋  砲撃のいつに止むやら麦の秋 小津安二郎の「麦秋」のラストシーンに、老夫婦が耳成山の麓に広がっている麦畑を眺めてる場面があります。 開け放たれた障子から、麦畑を吹き渡る風が入って来ます。 ... 続きをみる

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  • 夏めけば早起きをして鳴らす喉

     夏めきてプリン楽しむ三時かな 夏めいて来ましたね。今週はもうずっと25度以上の気温のようです。 昨晩、酒のアテに、塩分の多いのを食べたため、夜中に1時間おきにトイレに立ちました。 それで、3時前に起きた時、喉の渇きに350の缶ビールを空けて、もうそのまま起きることにしました。 夏の朝のビールって... 続きをみる

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  • おませな園児のカップル芝桜

     アラジンの絨毯になれ芝桜  芝ざくら金平糖になりさうな  高貴なる色の模様やシャガの花 (シャガは、変換で出ませんね。💦これはコピーして貼り付けました。)  白欄の雨に手紙も湿りけり (白の紫蘭を、ハクランと呼べることを知りました。初め、シロシランと思っていました。(^///^)) 今日は午後... 続きをみる

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  • アイスクリーム

     叱られてアイスクリームひとり食ぶ  泣いた子にアイスクリーム渡す母  駆けゆく子アイスクリームに向かって  髪撫づるそよ風とアイスクリーム  汽車の窓から買ひしアイスクリーム  ミサイルなんかアイスクリームになれ  匙を舐めきり終るアイスクリーム この頃、遅くまで起きてる日が続いている。 気づけ... 続きをみる

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  • パン噛めばチーズの伸びて朝の虹

     朝虹や炊けしメロディー炊飯器  特急列車の架けゆく虹の橋  戦死せし人昇りゆく虹の橋  虹の食感つるるんと水餃子  朝虹や料理ひき立つ白い皿  はふはひふひひタコ焼に夕の虹 わけもなく、ちょっとウツな朝。 むきになって、がっつりとカツ丼でも食べたいような朝。 何だろ?指を鼻に当てたら、カレーの匂... 続きをみる

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  • 柿若葉サンドイッチのモーニング

     頬張りしサンドイッチや柿若葉  重ねたるセロファンのごと柿若葉  子らの歌声にゆらゆら柿若葉  柿若葉三輪車こぐお面の子  きゅーぐるる子の鳴る腹や柿若葉  尾を立ててゆく白猫や柿若葉  リンロンと鐘の玩具や柿若葉  散髪の巻かれし刈ふ柿若葉  図書館に新刊並び柿若葉  幾度でもスタートライン柿... 続きをみる

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  • 青空に響け楽隊ねぎぼうず

     天ぷらの皿に賑はふ葱坊主  ねぎぼうずしあんくれーるといふカフェ 葱坊主の天ぷらを初めてしてみました。 パリッとした食感です。 う~ん。さほど美味しいとは思いませんでした。😂 ななこばら箱にとりどりミニケーキ 子の髪に付けてあげたしななこ薔薇 名前がわからず、ネットで調べました。 たぶん、合っ... 続きをみる

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  • くやしさをプチッと口にミニトマト

     鰐口の狭庭に響き花石榴  石不動祀りし傍に花石榴  瓦塀に垂れし雨の花石榴 今、石榴の花が咲いていますね。これは八重ですが、一般によく見かける赤いのも好きです。落ちて転がって、ときどきタコウインナーみたいに立っていますね。拾い集めてたくさん立たしておくと楽しいですね♪😁子どもたちが喜ぶでしょう... 続きをみる

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  • 俳句「薄暑」

    おしゃぶりの児のうたた寝や薄暑光 ビル街の見上げる樹々や薄暑光 過ぎ去りし電車に馳せる旅薄暑 点滴のポトリポトリと薄暑かな 点滴を持ってうろつく薄暑かな もう11時を回ってる。 早く起きてもすぐに昼になる。 今朝はトースト一枚きりだったからお腹が空いた。 お昼はガッツリ食べたい。 でも、ガッツリ食... 続きをみる

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  • 花は葉に

     ひと言を言ひ出せなくて花は葉に  ゆるやかに老いてゆきたし花は葉に  漬け込みを待つ空瓶や花は葉に  花は葉に送らぬままのプレゼント  白樺の樹液でコーヒー春遅々  ウイスキーを割る樹液や遅き春 今朝、「小さい旅」を見てて詠んだ遅い春の句です。 北海道の、旭岳の裾野に広がる東川町の旅でした。 そ... 続きをみる

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  • 走り梅雨ほどよき湿りプランター

     児のおむつ重たげなれや走り梅雨 線香の煙はひゆく迎へ梅雨  特急の過行く風や迎へ梅雨  ポスターの女形波打ち走り梅雨  迎へ梅雨かをりを愉しむ茶香炉  音「ジュッ」と南蛮漬や走り梅雨  天ぷらの衣ふにゃりと走り梅雨  黄金色ふくらむ揚げや走り梅雨  飴色の酢豚の餡や走り梅雨 最期は大好きな酢豚で... 続きをみる

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  • 先生と朝のあいさつ風薫る

     父と子のキャッチボールや風薫る  一斉に雀にげゆき風薫る  薫風や陽を返したるランドセル  木々映す池面の濃さや風薫る  薫風や祝言終へし大広間 薫風やウエディングベルは三回 今この青葉若葉の季節、まさに風薫る時期ですね。 木々の下を歩くと空気がとても気持ち良いです。 昨日、どなたかのブログを読... 続きをみる

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  • コーヒーとパンとチーズと若葉冷

     泡のぼりゆくサイフォンや若葉光 若葉のグラデーションステンドグラス 木漏れ日のワルツのごとく若葉かな 沸き起こるいたずらごころ若葉風 なんじゃもんじゃどんなもんじゃもんじゃ焼き 少し肌寒い雨の一日となりそうです。 昼は温かいものにします。 たまに食べたくなるインスタントラーメン。 僕の好きなラー... 続きをみる

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  • 紫蘭咲く頭はっきりしない朝

     岩を背に紫蘭りりしき立ち姿  群より離れし紫蘭の孤高かな  一群の華やかなりし紫蘭かな 今日も曇りの一日かな?明日と明後日と雨降りの二日間になりそうな。沖縄はもう梅雨入りしたんだっけ? 今朝、お笑いタレントの訃報をニュースで知った。まだ61歳。芸風とは違い、ほんとうは繊細な人だったのかもしれない... 続きをみる

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  • 薔薇の恋人

     妖精は薔薇をドレスに仕立てゆく  医を訪へば迎へたるや木香薔薇  紅薔薇いちりんや星の王子さま  幸せの来てくれさうな黄薔薇かな  薔薇に触れ変はらぬ君の頬に触る 昨夜は寒くて早々と寝た。五月にこの寒さは異常だよ。近年の梅雨末期、台風シーズンなどに降る雨も「異常な雨」と今朝のニュースで解説してい... 続きをみる

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  • 俳句「みかんの花」

     みんな蜜柑の花なりし幼き日  真っ白にあしたを嗅ぐや花蜜柑  遠ざかる外国船や花みかん  初恋は老いゆくほどに花蜜柑 今、みかんの花が咲いていますね。清々しい良い香りです。 今日は昨日までと違って曇りです。気温も18度くらい。今週はずっと曇りと雨マークが並んでいて晴れマークがありません。🤣こん... 続きをみる

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  • 青い麦

     青麦の織り成す風雨陽の恵み  青麦のうねりや老いのよろけ足  青麦や子ら競ひ合ふ帽子投げ  青麦や気分上々スニーカー  黒穂抜き顔につけ合ふ下校の子 「青麦」は春の季語です。麦の穂が出るまでの状態を言うようで、ややこしい。😂初夏は「麦」です。「黒穂」は麦の黒穂のことです。病気で育たずに黒くなっ... 続きをみる

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  • 初夏の天ぷら摘まむ昼の酒

     天ぷらカラリと初夏の昼飲み 私は、18の時、京都は東山八坂通にある「天ぷら〇堂八坂本店」に住み込みで板場の修行を、10年間しました。 擦り傷、火傷をしたり、けつまづいたりの厳しい修行でしたが、30歳になり、藤山寛美に似た親方さんから、鼻をほじほじ「あんさん、がんばりやァ」と暖簾分けをしてもらいま... 続きをみる

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  • 下校児の歌おぼえたて夏初め

     下校児の耳うち話し豆の花  蚕豆の花や引込思案の子  祖母の姉さん被り蚕豆の花 小学校一年生の初めての音楽の授業で、習った歌は何だったろう。「春の小川」だったかもしれない。「みどりのそよ風」は高学年だったろうか?「花」は中学だった。 音楽の授業でみんなで歌うのは楽しかった。 勉強は出来なかったけ... 続きをみる

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  • ちむどんどんと沖縄へ夏来る

    振られてさっぱりとハイビスカスティー ティーパックで淹れた 薄紅色のハイビスカスティー 冷蔵庫で冷やしてた 淡い恋の薄紅色 ゴクゴク喉を鳴らして飲んだ ちょっと酸っぱい ハイビスカスティー 小人のドレスのごと百合の木の花 昨日、散歩でユリノキを見上げました。 ついこの間、まだ芽吹いたばかりだったの... 続きをみる

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  • まっ白な雲のぽかんと緑の日

     みどりの日弁当一位たまごやき  木漏れ日の揺るるリズムや緑の日 めじゃめじゃそよぐ眩さなんじゃもんじゃ 夏近し手は何かを掴みたくて といった感じです。 今朝もまだ肌寒いけど、湿度が低いので気持ちの良い朝です。 めずらしく早起きをしてそのままです。二度寝せずに。(^///^) でも胃の調子が、ちょ... 続きをみる

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  • 俳句「憲法記念日」

     廃線のレールや憲法記念日  無法な国のあり憲法記念日  拉致救出未だ憲法記念日  憲法記念日むかふる避難民  パンの値上げ近し憲法記念日  春日傘つれそってパン工房へ 季語は「憲法記念日」です。 8文字と言うことよりも詠むのが難しいからか、例句も少なかったです。深く考えずにノー天気に詠んでみまし... 続きをみる

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  • 俳句「君子蘭」

     ショートせし思考回路や君子蘭  ようこそと玄関前に君子蘭  お茶会の話のはずみ君子蘭  もてなしの君子蘭やティーパーティー 先日の夏日が続いたのがウソのような 一昨日からの気温の低さ。 昼食の後、またベッドにもぐり込み 起き出した二時半ころに ようやく気温が上がってくれた。 それでもまだ半袖では... 続きをみる

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  • 俳句「ゴールデンウイーク」

     猫の大あくびやゴールデンウイーク  黄金週間の玉子サンドかな  チリリン黄金週間サイクリング  プランター植ゑつけ黄金週間  師の金歯の笑顔黄金週間 季語「ゴールデンウイーク、黄金週間」どちらも文字数が多いから、上五に持ってきても良いのだけど、破調で詠みました。文字数の多いのはやっかいだけど、そ... 続きをみる

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