老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

2023年4月のブログ記事

  • 見たき星「宮沢賢治」花林檎

    どこだったか天文台のおじいさんが付けてくれました。 たんぽぽは野の勲章よどなたにも  夜明前ごろに雨がけっこう激しく降ったようです。 その雨音で目が覚めて起き出しました。今はもう止んでいます。 パソコン画面の右のサイドバーに出て来るうるさいやつも消してやりました。「設定」で見つけて「オフ」にしまし... 続きをみる

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  • 恋なんかどうでもよくて目借時

     めかり時BGMのクラシック 眠くなる曲ってありますね。(*´艸`*) うそ泣きの甘え蛙の目借時  午後の電車内蛙の目借時  眠りたる猫の寝顔や目借時 つきすぎですが。でも、猫が寝てるのを見てたら何だか眠気を誘われてくることがあります。(ノ´∀`*)   眠たげな細き猫の目めかり時 今日は晩春の季... 続きをみる

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  • ぴったりの小箱こねこのお気に入り

     猫は狭い箱や棚の隙間とかに入るのが好きですね。居心地がいいのでしょうか。タンスの引き出しを開けて整理してたら、いつの間にかちゃっかりとすまし顔で入り込んでたことがあります。 あしらひの尾で遊ばせる親の猫 「親の猫」も季語のようです。傍題です。「子持ち猫」とかも。 子猫だけでなく、親猫でもじゃれて... 続きをみる

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  • 探し物見つからぬまま春暮るる

     皿の中匙でつぶす苺ミルク 昔、おじいさんがいつもやってるのを見て、「そんなことして美味しいの?」と真似て、試しに練乳かけて潰して食べてみました。すると、「おっ♪」と、また違う美味しさに気がつきました。それが潰して食べた初めでした。 カーテンの揺れが気になる子猫かな 動くもの見れば飛びつく子猫かな... 続きをみる

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  • 死んだらみんなどこへたんぽぽの絮

     人も空へ旅立つたんぽぽの絮 わんこもニャンコも人間もみんな、見えなくなってそれきりじゃなく、宇宙のどこかに居ると思う。「タマシイ」として。 死んでそれっきりだとは誰もわからない。 宇宙のこと、人間はまだ5パーセントしかわかってないからねえ。 何十年も前に発見された「ダークマター」の正体を未だにつ... 続きをみる

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  • もこもこと田鼠化して鶉と為る

    ぽとぽととコーヒー淹れて春深む トーストに焼きむら出来て春深む 一人居の遅き朝餉や春深む  トースターの調子が悪いので最近はフライパンで焼いたりします。厚手のフライパンだと、けっこういいあんばいに焼けるんです♪\(^O^)/干しブドウとナッツは毎日欠かしません。  一昨日は暑いくらいの気温だったけ... 続きをみる

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  • ゆく春や切なく転ぶ部屋の中

    詩 「ちゃお」 二日前の晩 塩かげんまちがえたスパゲティを 食べ過ぎて 夜ふけに水を飲みに 起きた 月明かりの台所で ぼくを見つけて なぜか ぽかーんと 見ていましたね あの夜 ぼくも水を飲みに来て 窓から月をながめていたのです いつでもにげる用意をしているぼくに  ほんとうに ゴキブリなのかい ... 続きをみる

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  • 風吹けば軽音楽に春落葉

    葉脈の陽にまっすぐに春落葉 春落葉おにぎりシートいちにさん 腰を下ろせば雀の帷子かな 摘もうか摘むまいか雀の帷子 傍にある草はたぶんスズメノカタビラと思うのです。違うかな? この草、子どもの時から何かしら惹かれました。親しみを覚えるというのか。愛きょうを感じます。 スズメの付く草は多いですね。みな... 続きをみる

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  • おにぎりの転げて行って春の雲

     ものの芽や厨で育つ野菜屑 おにぎりのかがやきにたんぽぽの笑み 昨日は月一の診察に行って来ました。 三ヶ月に一度の血液検査でもありました。 「げっ!しまった!」 と思ってももう遅い。昨夜、少し飲み過ぎたのを後悔しても。 ついでに、身長、体重測定。それと「へそ周り」測定。 「腰回りを測ります」とは言... 続きをみる

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  • 削除する要らぬソフトや春暑し

     画面の左端にカーソルが行くと「ワッ」と出て来る天気予報などのやつ。😞マイクロソフトって、余計なことばかりするよ。良かったものは消してしまうし。 マイクロソフトもそうだけど、メーカーの要らないものも多い。 それで、ネットやユーチューブで検索して見つけた要らないソフトを、とりあえず幾つか削除しまし... 続きをみる

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  • 春に生まれたから猫の名はたんぽぽ

     春深む帰らぬ日々の猫のフォト  懐かしき子猫のフォトや暮の春  珈琲に春愁ゆらし飲み干せり 今日はようやく気温が上がりそうだ。 このところ三月に戻ったような気温が続いていたから。 昨日、東京は夏日だったというけどこちらは肌寒い一日でした。 メルカリの品が届かない。3日前に「発送しました。」とあっ... 続きをみる

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  • あんなこんなところにもたんぽぽ

     のらねこのゐてたんぽぽ  摘まれて捨てられてたんぽぽ 4時にトイレに起きて、もうそれから眠れずに起き出した。 今朝の冷え込みは緩く、顔を洗う少し冷たい水もサッパリと気持ち良かった。顔を洗うとスッキリしますね。私の知ってる先生は日に7,8回以上洗うようです。  足はもうスタスタとは歩けないけど、そ... 続きをみる

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  • たんぽぽがここに咲かせてねと咲いてゐる

    原点にかえってみた。 俳句は、初めに惹かれたのは山頭火だ。 まだ俳句も何も興味のなかった小学生の時、週刊漫画雑誌「少年マガジン」に山頭火の漫画が連載されていて。今思えば珍しい企画連載だったと思う。けっこう人気があったように思う。 575の俳句との出会いは、中学の国語が初めだった。 一茶と芭蕉の句は... 続きをみる

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  • 幼き恋の回想や春の雨

     ゆっくりとけじめと区切り花筏   滔々と思ひを載せて花筏   花筏ふいに現る鯉の口   咥へゆく雀ひとひら花筏  この、雀を使った句は下敷きがあります。 浜田広介の「花びらの旅」です。とても詩的な短編童話です。 好きな童話作家の一人です。代表作は「泣いた赤鬼」でしょうか。 今朝も早起きのわりにモ... 続きをみる

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  • 挨拶や足もと濡らし桜草

      桜草こぼれて集ふ鉢の水   道端の連翹に道尋ねけり  姥桜たがひに映ゆる古刹屋根  文字なぞり歌碑にふるふる花吹雪  清明の草一本の耀きよ  昨日は「清明」だったのですね。 もう晩春に入りました。 足の不安と痛みを抱えながらあちこち出かけています。 柿の若葉がピカピカと、百の二百の蛙のようです。

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  • 顔洗ふ水の心地や春の朝

     一本の葉柳の下待ち合はす  灯の洩るるミモザの隙やカフェの窓 赤ひとつ土手にぽつんとチューリップ  ようこそと暖簾やはらか春の風  水はまだ冷たいけど、顔を洗うのに気持ちのいい朝になって来ました。洗った後のサッパリ感♪ 胃の調子が少し良くなったら今度は左足が痛くなってきました。 ネットで調べたら... 続きをみる

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  • たんぽぽの黄と青空とウクライナ

     たんぽぽの葉と伸びてゆく隙間かな   愉しむレコードノイズや白椿   紅椿土間長々と京町屋  僕が生まれるずっと前の歌に「白い椿の唄」というのがあります。CDでも、古いレコードからの録音なのでノイズがいっぱいです。聴いているとノイズが気にならなくなり、遠い記憶を辿る思いになります。祖父母が浮かん... 続きをみる

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  • 制服のテカる若さや芝桜

     芝桜にぎやかな学び舎の窓  思ひ出す忘れしことや薔薇芽吹く  薔薇の芽や高き踵のハイヒール  風は聴く薔薇の芽のひそひそ話  薔薇の芽が宇宙の謎を知ってゐる  戦国武将仰ぐごと山桜  このところの胃の調子が悪いのは、梅酒を止めたからかもしれない。数年間ずっと毎日飲み続けていたから。止めたのは、飲... 続きをみる

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  • カップルの宴を避けて夕桜

     かんばしき露店のけむり夕桜  まだ止まぬ遊具の子らや夕桜  残照の池面ゆらめき夕桜  娘らは串を頬張り夕桜  公園に近づいて来るともう屋台の何やらかんやら焼く匂いがして来ます。入ってすぐ、中学生くらいの女の子が二人、仲良く坐って美味しそうに大きな串を食べていました。すぐ傍に「鹿児島黒豚」と書かれ... 続きをみる

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