老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

2023年5月のブログ記事

  • 二重虹ガードくぐれば縄のれん

    迷ひなし夕虹さそふ梯子酒  から揚げ挟みしパンや虹の梁  コーヒーの封を開ければ朝の虹  ピンクの薔薇や恋多きバーのママ  場末のママの恋や桃色の薔薇  ちなみに、ピンクの薔薇の花言葉は「しとやか」「上品」デス♪ 虹の季語には、朝虹、夕虹、虹立つ、虹の帯、虹の梁、虹の橋、二重虹、白虹、虹の輪などあ... 続きをみる

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  • ぼーっとしたまま青梅を齧った

     ぼーっとして齧りたき青梅かな 毎年1つは齧ります♪ 子供の時はよく齧りました。塩をちょっとつけて2つ3つ。 食べ過ぎて夕飯の時に、歯茎が浮いた感じになってご飯を噛むのが、もどかしくて笑ってしまい、梅をたくさん食べたのがばれて「また梅を齧ったんじゃろ。」とよく𠮟られました。(^O^)  明易や頬... 続きをみる

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  • こっそりとほくそ笑む子や吸葛

     曇り空つづくひとひや忍冬 お前百までわしゃ九十九まで金銀花 呼び名がいろいろあっておもしろいですね。 忍冬は、葉が冬でも枯れないからとか。  玉葱で染めしランチョンマットかな 前に玉葱の皮で染めたものです。ふきのとうの型染です。 3つ置いた真ん中のは、豆明り取り。中に小さいローソクを入れたらきれ... 続きをみる

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  • をさなごの広きおでこと花みかん

     船着けば寄り来る猫や花蜜柑  幼児期に帰れる匂ひ花みかん  正子孝子の歌声や花みかん  花みかん杖をつく日の遠からず  日の白くこぼれ散りゆく花蜜柑  柔らかさ噛みたくて玉葱スープ  肉厚の新玉葱の触感よ  居酒屋の玉葱ひとつ丸ごと煮 おでんに、玉ねぎを丸ごと煮たのがありますね(^^♪ おでんを... 続きをみる

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  • 焼き飯の皿をはみ出す烏賊のゲソ

    イカがあったのでイカチャーハンを作ってみました。 「ゲソ」はカタカナの方が馴染みがあって(^^♪ 材料は他に、サンド豆とニンニクです。醤油味です。  残影の活字に化けてジキタリス  南吉の童話やきつねのてぶくろ  魔法はあだぶらかだぶらジキタリス 別名「きつねのてぶくろ」と言うのだそうです。 ぶら... 続きをみる

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  • 朝刊のインクの匂ひ若葉寒

     パンとにらめっこしてみる夏の風邪  昨日は月1の診察でした。 先月、前日の夜に飲みすぎで採血されたので、その血液検査の結果が気になってドキドキだったのです。 結果の表示されたパソコン画面を開いてじっと見てる先生の横顔がピクッと引きつりました。 それは、先生の単なるクセでありました。 「数値が下が... 続きをみる

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  • パリッとウインナー弾け夏来る

    添加物気になりつつもウインナー 食べたいときがあるから困る 「わかっちゃいるけどやめられない」てな歌がありましたね。 植木等の「スーダラ節」でしたか? 植木等の歌が流行ってた頃の時代は世の中が生き生きしていて明るかった♪ 「サッカリン」とかまだあった時代だったかもしれない。 舐めて齧って舌を赤や青... 続きをみる

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  • 朝チャーハン簡素に玉子と絹莢

     絹莢と玉子のシンプルチャーハン 朝、思いつきで作りました。 スナップエンドウも好きですが、きぬさやも好きです。 何か物足りないので、お好み焼きの干しエビをふりかけたけど。 イマイチでした。( ノД`) きぬさやは初夏の季語です。  沈む気の底に鎮もる青楓 今朝はウツ気味です。 コーヒーを飲み終え... 続きをみる

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  • その路地は行き止りどす都忘れ

    晩春の季語ですが。(*´σー`)エヘヘ こういう看板があります。 春の頃にホームセンターで鉢植えを見つけて買いたかったのですが、けっこうな値段がしてました。 すぐ枯らすので止めときました。忘れな草ももう枯らしてしまいました。植替えを怠りました。(〃ノωノ)  画像は借り物デス  青嵐えいっと返すお... 続きをみる

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  • 時間を取り戻すやうにレタス食ぶ

    パンにレタスとナッツのドレッシング  このコープのドレッシングが好きでやんす♪ アーモンドとマカデミアナッツとカシューナッツが入っています。  吹けど鳴らぬ口笛や水臘樹の花  旋律はタンタタタン水臘樹の花  水臘樹の花メロディーの香に浮かび来る  釦また掛間違ひ水臘樹の花 いぼたの花の漢字が難しい... 続きをみる

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  • ラッキーな半額なりし柏餅

     CDは広沢虎造柏餅 中八になりますが。テープだとしっくりこない。(*´艸`*) 柏餅食べて季節の進みゆく 柏餅酒と持参の二刀流 仏壇へ一つ供ゆる柏餅 ど凡人!くさるほど似た句があると思います。(/▽\)  木造の白き学び舎えごの花 昔の好きな歌に「丘の上の白い校舎」というのがあります。 それをふ... 続きをみる

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  • 僧も鼻歌うたひたる山法師

     鳥の声揺れて澄みきる山法師  千日回峰行成し山法師  どんぶらこ風に波乗り山帽子  くるくると回ってごらん山帽子  風はらむ老いの胸もと朴若葉  千日回峰行のお坊さんで思い浮かぶのは、酒井高僧です。 いつだったか、何十年前だったかはもう忘れたけど、テレビのニュースで見た記憶があります。その頃は夕... 続きをみる

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  • ぎこちなきファーストキッス野ばら散る

     若き日の破れし恋や花いばら  ポケットに恋のひとひら花いばら  夏めけばカッと激辛あさカレー  野菜を炒めてご飯に乗せて、熱々のレトルトカレーをかけました。カリ―屋のやつです。ボンカレーとククレカレーも好きです。新じゃがなのに硬いから小さく切って炒めたけどそれでもまだ芯が残っていたでやんす。(/... 続きをみる

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  • キャンバスの真っ白眩し夏きざす

     穏やかに過ごすひとひや柿の花  ふるさとの爺婆のかほ柿の花  摘み見る幼き日々や柿の花  トタン屋根転がる音や柿の花 子供の頃、小屋のトタン屋根に落ちて転がる音が耳の奥に残っています。耳鳴りとちゃうで。😂  ハープ爪弾くをみなゐてハルジオン 俳句は基本的に漢字を使うそうだけど、こういう場合、春... 続きをみる

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  • 夏めきて選びし曲はハワイアン

     夏めけば楽しむ野菜の食感  夏めけば昼に散歩の人の減り  膨らみし胸のポケット夏めきぬ  物陰に寝ころぶ猫や夏きざす  小銭鳴る子のポケットや夏きざす 白薔薇にさらけ出したきこころあり  僕はやっぱり多重人格です。 解離性同一性障害というのだそうです。 原因は、子どもの時に極度のストレスを受けた... 続きをみる

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  • 頭にツンと薔薇の香りの注射かな

     辿り着く彷徨ひの果て薔薇の渦  薔薇は互ひにそっぽ向き合ってゐる ジュトゥヴーと黄薔薇を抱きて君が来る な~に言ってんだか。😁 今朝も早起きしたのだけど、なんだかボーっと時間が過ぎてしまいました。しばらくぼんやり感はなかったのに。このところの気候のせいかな。昨日は特に、気温が上がっては下がって... 続きをみる

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  • 五線紙の音楽ノート新樹光

    マーガレット頼りなき菓子ウエハース トンキンとピアノの玩具マーガレット マーガレットではないかもしれません。(*´σー`)エヘヘ 近頃は知らない花が多いですね。 原爆ドームに添ひたる楠若葉 原爆ドーム守るごと楠若葉 楠若葉かがやき眩し雨上がり  テレビのニュースで映ってる場面を見てデス。 柔らかい... 続きをみる

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  • 若き日の恋甦れクローバー

     クローバに失くした恋を探すかな  クローバーに寝れば立原道造  クローバー倖はなかなか手に出来ず  クローバー踏みゆく子らは秘密基地  細道の左右に分けし苜蓿 クローバー、クローバどちらでも良いようです。 正確に言うと、クローバーと苜蓿は別種だそうです。 白詰草とも言いますね。傍題には、オランダ... 続きをみる

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  • 定番のパンとコーヒー夏はじめ

    コーヒーとピザパンの朝なつはじめ ピザパンではありませんが。(*´σー`)エヘヘ 何か野菜が入っていました。 ネモフィラにブルーなこころ晴れてゆく 吹き渡るなんじゃもんじゃにいい風が 見上げつつベンチにごろ寝なんじゃもんじゃ だんだん眠くなりゆくなんじゃもんじゃ なんじゃもんじゃ真っ黒けなるかりん... 続きをみる

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  • 子の奇声わーいわーいと豆ごはん

         ((〃ノωノ)なんちゅーよそい方やねん!盛り過ぎやろ)  豆飯に威厳崩るる親爺かな  祖母の顔浮かんで来たる豆ごはん  豆飯に皺の伸びたる祖母の顔  混ぜてなほ炊けし香りや豆ごはん  豆飯の難しき塩加減かな  独り居の豆飯炊いて有頂天  豆飯を炊いて残りを握り飯  ピースピースピースピー... 続きをみる

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  • 捲れたる机上のノート風薫る

     鶏の昼を知らせて柿若葉  口元に乾きしたまご柿若葉  むしゃむしゃと喰ってみやうか柿若葉  五右衛門風呂の踏板や柿若葉  薫風や逆さに蝶のとまりゐる  止まらないサインポールや風薫る  鬱気味の帽子を脱げば風薫る  パノラマの進む車窓や風薫る  行商の絣のもんぺ風薫る 薫風や通り抜けたるアーケー... 続きをみる

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  • はつなつのコーヒー香るカフェテラス

     春紫苑カメラのピント合はずボケ おまへもほろ酔ひしたのかハルジオン  デージーや自由奔放な婆さん  傾きてすかんぽそよぐ形かな  アイリスの周りスキップしてみたし アイリスや寄り来る子らのつぶらな目 「はつなつ」を漢字にすると「初夏」だから紛らわしいデス。 初夏で詠む人、はつなつで詠む人それぞれ... 続きをみる

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  • わがままな薔薇を育てる王子さま

     高僧の頭の輝きや朝の薔薇  薔薇はみな秘密を一つ隠し咲く ジャズを弾くピアノに薔薇のボトル置く 一瞬にタイムスリップ薔薇の香よ  今日は夏の季語「薔薇」で詠んでみました。 今朝はツイてない。 オレンジを練り込んだ美味しそうなパンを温めていたら、焦げてしまって。それでも食べたけど。(^O^)美味し... 続きをみる

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  • 見上ぐれば青きフイルム花は葉に

    葉桜や寝ころび仰ぎ見る明日 葉桜の下に佇み見る昔 葉桜や鼻も追ふ湯上り美人 デージーや老いて少女に帰る人  デージーの花言葉は、平和、希望。 白は、無邪気。赤は、無意識。ピンクは、美人、純潔。  昨夜はもう梅雨かと思わせる湿度でした。 今朝も湿度がまだ高い。天気予報は、傘マークが一日並んでます。今... 続きをみる

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  • 夏立つや聞え来るラジオ体操

    レコードのゆらり波打つ立夏かな バス乗ればバスのにほひや夏に入る 夏立つやふはっふはふはパンケーキ 厳重に仕舞ふコーヒー夏に入る 洗面台入り込む猫や夏来る 夏来る朝の洗顔ざぶざぶと 伸びし髭すっきり剃って夏に入る 今朝の夏ピリッとカッと激カレー ついに立夏です。 嬉しいような思いやられるような。 ... 続きをみる

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  • いつまでも輝け子の目子供の日

    おしゃぶりによだれいっぱいこどもの日 ドーナツも進化してゆき子供の日  晩酌の肴にケーキ子供の日 モノクロのアルバム捲る子供の日 ぶらぶらと洗濯ばさみ春惜しむ 春の別れシャツ真っ白に漂白す 行く春や待ち侘ぶコインランドリー  五月五日を子供の日としてる国は日本と韓国だけとか。六月一日と十一月二十日... 続きをみる

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  • 夏近し朝だサラダだサッと起く

    青い雲剥くやうに剥くレタスかな ふわりと雲を剥くやうにレタス剥く  レタスは、和名でチシャだそうです。「萵苣」と書いてチシャなんて読めませんね。 おにぎりをギュッと握ってみどりの日 大空を閉じ込め浮かすしゃぼん玉  朝食はマカロニサラダ夏隣  昔、銀座で喫茶「お富さん」をやってた頃、店で出すマカロ... 続きをみる

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  • 青春のフォークを聴けば春暮るる

     名刀の錆ゆくままに白椿 若き日に読みし童話や木の芽時  放ったらかしの本箱から褪せて出て来ました。 春夏秋冬の短い花のお話48篇です。もう内容をすっかり忘れてるので暇見て読み返そうと思っています♪ 45年ほど前のものです。ネットで見たら、今は文庫本になっていました。  フォークソングをまだよく聴... 続きをみる

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  • そうか五月かと気づく今朝の日差し

    ざく切りし塩揉みをせし春キャベツ 五月かと気づく今朝の厨  塩揉みをしていて窓辺の光りに五月を感じました。 ギュッギュッと、ラーメン鉢で。(*´艸`*) しんなりなったところで両手で絞って、タッパーに移して酢をたっぷりかけて昆布だしをふりかけて、砂糖の代わりにハチミツをかけました。よく混ぜて出来上... 続きをみる

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