老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

秋風公園レストラン


れもいない公園の 
ベンチを見つけ
すわろうかなと 思ったとき
ハトがペコペコ 近づいて
よくクックルクー いらっしゃっいクックルクー
白い風のウエイターが クルクルリ
落葉のメニューを ひらりと置きました
大きな プラタナスのメニューには
虫くい文字で ひとつだけ
「こはくの光のジュース」でした


これは夢の中かしら 
ブランコこいで
帰ろうかなと 思ったとき
ハトがペコペコ ていねいに
おまちクックルクー どうさまクックルクー
白い風のウエイターが クルクルリ
落葉のグラスを ストンと置きました
ポットから いきおいよく注がれて
たちまちあふれ 公園は
こはくの光につつまれました