老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

ススキの中を走る


ほっさほっさ ほうほう
風が吹いて いちどに なびく
 コーンニチハ
ぼくもあいさつ はねはね やあやあ
いちめん銀色 ススキの中を
のんきに歌って 歩いて行った
泳ぐまねなど しながら
歩いて行った


ふっさふっさ ぽやぽや
風が止んで いちどに 鳴いた
 コーンニチハ
ぼくはぶるぶる ガクガク あたふた
いちめんススキが シッポになった
みわたすかぎりの さかだちキツネ
けつまづきながら 走って
走ってにげた