老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

詩「冬の飛行機雲」


冬の夕やけ空に
一本の 飛行機雲
まっすぐに 伸びて行くよ
黄色に 桃色に
変わりながら
遠いだれかと 
だれかを つなげる
糸電話のように
どこまでも どこまでも


冬の夕やけ空に
一本の 飛行機雲
ゆっくりと 伸びて行くよ
金色に 真っ赤に
染まりながら
はなればなれの
こころを つなげる
太い毛糸のように
あたたかく あたたかく