老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

俳句「一年生」


何度でも一年生のジャンプかな
入学のあふるる思ひランドセル


入学を控えてランドセルを買ってもらったこと思い出します。
家が貧しかったため、牛皮ではなく、「豚の皮じゃ。」と母が言ってました。(ほんまかいなァ)
色はブルーで(もちろん染めて)野球選手の絵が小さくありました。子供には皮の良し悪しはわかりません。豚だろうが、ブルーのランドセルはけっこうお気に入りでした。(僕ひとりでしたが。😂)でも、やっぱり安物だったのでしょう。3年生までも持たなかったように思い出します。
ランドセルはともかく、春の下校は道草をして帰るのが楽しくて。30分近くの道のりも遠回りして畑の道を雀の鉄砲を抜いて鳴らして帰ったりしました。もう少し経った初夏の頃は青麦の中にある黒い穂を探して見つけて抜き取って、友だちの顏につけて「わーい、わーい!」と走ったものです。どこかでニワトリがけたたましく鳴いていて、家に帰りつくと家のニワトリも鳴いていました。
祖母が鍋いっぱいに炊いたえんどう豆をお茶碗に掬ってくれるのが楽しみでした。



サザエさんの、マスオさんみたい。
😁こんな人いるのかなあ。
「初出社」が春の季語です。