老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

どくだみの花


 十薬の香の残りたる手を合はす
 どくだみの十字の角の丸さかな
 どくだみに教えられたる清らかさ
 十薬の血管のごと葉裏かな
 十薬の匂ふ仏像ないかしら
 十薬の香に心の落ち着くとき
 空瓶に十薬活けし机上かな
 すっと血の澄みゆくやうな十薬茶
 夜半に目の覚めて十薬嗅ぎにけり



二時過ぎに目が覚めてから寝付けずに起き出しました。
撮りためてる写真を見てたら、どくだみに心が動いたので詠むことにしました。若い頃はあの独特の臭いが好きになれなかったけど。今は臭いとは思わなくなりました。何か、深いにおい。
歳をとってからですね。馴染めるようになったのは。
白十字の花に清々しさを覚えます。
 十薬や人もみな背に十字架を 
前にこんな句を詠みました。

仲夏の季語「どくだみ」は、十薬とも言いますね。「花」を付けても付けなくても良いようです。「どくだみの花」「花十薬」と、どちらでも良いようです。


五時前になりました。
お腹が空いて来ました。
昨夜の残りのポテトサラダで一杯飲んだら眠れるでしょう。😂