老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

シジミと心


 あく


すくっても すくっても
またすぐ わいてくる
わたしの
わるいかんがえのように


すこし
のこしておこうかしらん




 シジミ


ぐらぐらと 煮詰められても
黒い殻を 閉じたまま
開こうとしないやつ
なんだか悲しくて いとしくなる
自分の 心の奥にも
ひとつふたつ いるから