老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

詩「冬のチョウチョ」


冬が来たよ
木の葉いろした
茶色のチョウチョ
帰る うちが
見つからないの
ちった木の葉のように
風に吹かれて
とんでいる
もみじに たずねて
とんでいる


寒くなるよ
羽のやぶれた
モンシロチョウチョ
なかなか うちが
見つからないの
まいごの手紙のように
あちらこちらと
たずねてる
小石に 休んで
たずねてる