老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

夏深む


蝉しぐれ聴きつつ淹れるコーヒーの香の広がりて今日が始まる


何となく夏が
深まって来たと感じる今朝
曇り空でも蝉が盛んに鳴いている
それは悲痛なまでに聴こえるけれど
短い命を一生懸命に生きてる


草はのびやかに
清々しく競うように伸びきる
小鳥は無垢な眼をして
涼やかに鳴いている
自分のように
うろたえることもなく
明日に不安がることもなく


己の小ささを知って
夏が深まる