老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

詩「春が来てはる」


おばあさんが
窓あけはる
あ 春が来てはる
モクレンに 春
うぶげのコート 光ってはる
もうすぐぬぐえと
せのびしてはる


お母さんが
ドアあけはる
あ 春が来てはる
根がのびて はる
水さいばいの ヒヤシンス
ガラスの中で
のびて行きはる