老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

小さな旅「静岡県川根本町」


 幼日を湯呑に広げ新茶汲む
 鉄橋の内に駅あり新茶汲む
 採れたての農家民宿夏野菜
 天ぷらの一芯二葉新茶なり
 亡き夫と一芯二葉の耀き



 茶畑の中に居ありて新茶炒る
 親子して新茶の出来を確かむる
 釜炒りの深き香りの新茶かな


今朝の「小さな旅」を見ていて詠みました。
鉄橋の真ん中にある小さな駅「奥大井湖上駅」は今、とても人気なんだとか。駅の上に喫茶店が一軒あります。眺めがとても良さそうですね。
大学受験に失敗して夢破れた若者が取り敢えずお茶の製造会社で働き始め、やがては、家で父親ひとり、お茶摘みから製造しているのを手伝うようになります。貯金を全部つぎ込んで機械など買って広げて。周りは自分の家の茶畑。その中に昔からの住居があります。
83歳のおばあさんが一人で民宿をしています。
74歳で夫と始めたのですが、2年後に夫が病で亡くなります。
夫の希望、夢で始めた民宿です。閉めようかと迷ったけれど、夫の遺志を受け継いで天国の夫と続けています。
「一芯二葉(いっしんによう)」なんて言葉、この番組で知りました。新茶の、この部分を天ぷらにしていました。柔らかくて香りがいいのでしょうね♪
レトロ感ある大井川鉄道に乗ってみたいですね。
木造の、駿河徳山駅も味わいがあります。



 わかるのか猫が新茶を嗅ぎに来る


これは、何でも匂いを嗅ぎに来る、飼ってた猫を思い出して詠みました。コーヒーでもビールでも。😹みかんなど酸っぱいものは、顏をしかめてすぐに向こうへ行ってしまいました。鼻に皺を寄せてたような。😁「うわっ、ニャンだこりゃ!」みたいに。
時々、夢に出て来てくれます。