老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

クロちゃん



少し離れた場所にある公園に行った。
しばらく見かけなかったクロちゃんと久しぶりに出会う。
でも、いつもふたり一緒に居たもう一匹のクロちゃんがいない。
おそらく一緒に生まれた兄弟だろう。
もう一匹は警戒心が強く寄って来ない。
このクロちゃんは人なつっこい。


のら猫の耳は、どちらか一方の上の部分が千切れてるのをよく見かける。
ケンカで噛まれるのかもしれない。
のら猫は見てると、縄張りがあるように思う。
このクロちゃんはいつもこの辺りにいる。
だけど、無法者ののら猫が侵入して来ることもあるだろう。


捨てられた場所なのかも知れないと思う猫にも出会う。
どうしてこんな植え込みの近くにいつも居るのだろうと。
餌を持ってくる夫婦を見かけたことが数回ある。
捨てた夫婦なのかも知れない。


捨てられたと思える猫を見かけることがある。
まるで警戒心が無く、目の前で、スマホで撮ってるのに無関心で毛繕いをしてるのも居た。
頭を撫でられても。
…そして、この猫はすぐに見かけなくなった。




父ちゃんのおにぎり