老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

はがしゆく音おもしろき糊浴衣

短冊に込むる願ひや浴衣の子


訪ふ吾を君待ちわびる浴衣かな



 背を向けて恥じらひ隠す浴衣かな



 坂道でをみな振り向く浴衣かな



 息切れし吾待つ君の浴衣かな
 連れ添って外湯めぐりや宿浴衣
 熱戦の縁台将棋掛浴衣
 祖母と手をつなぐをさなご初浴衣
 古浴衣なじみて老いを透かしけり
 黒髪の肌によく合ふ藍浴衣


 今日は夏の季語「浴衣」で詠んで見ました。
糊浴衣、初浴衣、古浴衣、染浴衣、湯帷子、浴衣掛、藍浴衣、貸浴衣などあります。
昔は、浴衣は室内着だったようです。「湯帷子」は、入浴する時に着てたそうです。江戸時代?


浴衣は見る方も涼し気です。街で見かけると涼しさを貰います。
着物と違って気楽にくつろげる感じがします。