老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

切なくも金木犀の香の嬉し

 咲き始めて、この三日で満開になってもう散り始めています。
例年だと九月の終り頃には咲くのだけど、今年の異常な暑さで二週間ほど遅れたようです。
九月の終り頃はまだ蕾も見られず、「今年はダメなのかもしれないな。」と思っていました。それが、四日前にやっと蕾になってふくらんできていました。見つけた時は嬉しかったですね。
そして三日前の朝方に歩いてたら、まだ青白かったのに今年初めて香って来ました。澄んだ空気の中に澄んだ香りが胸に沁みました。鼻の穴がサブちゃんになってたと思います。(^O^)

 銀木犀も咲いていました。
今年の夏はクーラーの故障で毎日が戦いでした。
夜、寝るのがやりきれない思いで、覚悟を決めて寝る毎日でした。何度も汗びっしょりで目が覚めて着替えてまた寝るといった具合でした。最高気温の頃に、寝てるだけで息切れするみたいに動悸が激しくなり、「これが熱中症というやつなのか。」と、「救急車で運ばれるのはイヤだ!」と必死で起き出して麦茶をコップに2,3杯飲んでいました。麦茶だけは毎日ヤカンに一杯沸かしていたから。
 そんな日々の心を癒してくれたのは、毎朝どこか近くの木に来るのか、小鳥の鳴いてくれるとても良い声でした。
小鳥の名前は未だに知らないのだけど。毎日、一番の楽しみでした。
 金木犀が咲いて、嬉しいお知らせがありました。
大阪や神戸の音大のOBなのかどうかは詳しく知りませんが、「オーディションで選ばれた演奏家たちが初演します。」とパンフレットに書かれた案内が送られて来ました♬「主催:日本女性作曲家連盟 阪神支部」とあります。
招待状が同封されてたけど。今のおぼつかない足ではとても遠出は無理です。僕の書いた子どもの詩にも曲をつけてくれたんです。しかも2つ♪聴きに行けないのは仕方ないけど、後にCDを送ってくれるのでそれを楽しみにしています。