老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

一輪の野菊ささへる平和かな


 一輪の野菊に過去を見てゐたり


 谷村新司さんが病気でお亡くなりになりましたね。
74歳でしたか?回復して元気に歌ってほしかったですね。
中国でも訃報のニュースが流れていました。中国や台湾でも人気でコンサートを開いたことがあったと思います。
「昴」は中国や台湾の歌手もカバーしてるのでしょう。
若い時は三人グループ「アリス」を結成して活躍されてましたね。
 実は、僕はアリスの初めの頃は好きになれなかったんです。
特にチンペイの谷村新司が、カッコつけた「ナマイキ」に思えたのです。キャップ被って歌う恰好が、歌い方が。
僕の偏見ですね。偏見でした。
裕次郎だってカッコつけてたし。それがカッコよくてみんな真似してたと思います。若い時って、みんなポーズを決めたがるもんです。
例えば、僕はタバコを吸い始めた(吸うというより、まだふかす程度)頃、ハイライトなどおっさんくさくて。気取って、ショートホープを買ってました。(ハイライトが80円で、ショートホープは2つで100円でした。)無理して強いロングピースを買ってみたこともあります。パッケージのデザインに惹かれて。
(^O^)マッチを擦るのも普通の擦り方をしません。二本の指で軸をつまんでシュっと火を点けると、その二本の指を輪にした中に火が来る格好でタバコに火を点けていました。友達の真似ですけどね。
 横道に反れました。
ある時からアリスの曲にハマりました。
そのきっかけは、アリス時代のことが書かれた文庫本を手にした時からです。まだかけだしに近い頃に、アメリカに三人でツアーに出かけてるのです。日本でさえまだそう売れていない頃です。
無謀なツアーです。そういうことが出来るのも「若さ」でしょう。観客が一杯になることはありません。たいていはまばらの客でしょう。それでもへこたれずに続けたのです。
メキシコまで足をのばして歌った箇所はとても面白かったデス(^^♪書き始めたら長々となってしまいそうで、ここらでもう終ります。アリスの頃の歌も「遠くで汽笛を聞きながら」「チャンピオン」などよく聴いていました。
今日は「陽はまた昇る」にしました。


陽はまた昇る/谷村新司/作詩・作曲:谷村新司