老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

どっかりと父の威厳や長火鉢


 畏まり祖母の居眠り丸火鉢
 賑やかに子らの手揃ふ火鉢かな
 仏壇を時おり見ては火鉢かな


 もう現代の暮しでは、火鉢は見られなくなりました。
それでも練炭が売れてると聞くから、復活してるかもしれません。練炭ストーブというのもありました。
子供の頃はまだ電気コタツではなく、暖は炭火の堀コタツと火鉢でした。正月にはみんなで餅を焼いて、漫画雑誌の付録の、双六や福笑いをして遊んでいました。福笑いって、単純なんだけど面白かったですね。(^^♪



 長火鉢いつも和服の師匠かな
 墨を磨る香の漂ひて長火鉢


 22歳の頃、ちょっとの間でしたが、運筆を習っていました。先生は温厚でおとなしいお爺さんでした。70代だったでしょう。上村 松篁さんと同級生と言っていました。
習いの途中の休憩に、奥さんが和菓子と玉露を出してくれるのが楽しみでした。(*´σー`)エヘヘ
若かったから、身が入らなかったのでしょうね。も少し身を入れて習えばよかったと後悔しています。(;^ω^)身が入っていないのを見抜かれていました。(〃ノωノ)
その頃、カナリヤを飼っていたのですが、世話が辛くなって、小鳥を飼ってた(何の小鳥かは思い出せません。)先生に貰ってもらいました。
今では懐かしい思い出です。
以下は運筆帳にお手本に描いてもらった先生の絵です。運筆は、筆の直しがきかないので難しいですね。


字も立派な先生でした。