老いの何だか切ない日々のポエム画廊喫茶

朝起きて今日一日が始まるコーヒーを淹れるときめき。残りの人生、毎日全力投球。

猫が会いに来てくれた

早起きしたけれど
なんだかスッキリしない
「コーヒー一杯で甘いんじゃニャーのか
そのポンコツおつむではニャー」
その声は タンポポ


夢に出て来てくれた猫が
猫の星へ帰って行く
「また来るニャー」


スミレも一緒に出て来る時もある
別々に外へ出かけたのに
一緒に帰って来ることが度々あったそのままに


少し早く帰ってきたタンポポが
戸口に隠れて 今か今かと
前足で畳をモゾモゾかきながら
しっぽもモゾモゾさせながら
スミレが部屋に入って来るのを待っていた


そうして パッと飛び出て
スミレを驚かして抱きついていた
そんな光景が夢に出て来る時もある…


ポンコツ頭を齧りに
ふたりまた遊びに来ておくれ
遠い星からまた会いに帰っておくれ